所在

  • 〒011-0945 秋田市土崎港西三丁目8番28号
  • TEL 018(846)6731 FAX 018(846)6751
  • E-mail akita@yuiku.jp

理事長

澤口  勇人(さわぐち はやと)

沿革

昭和55年6月 秋田市土崎港西にて「保育園チャイルド純」として創立
平成13年3月 園舎を新築し移転(現在の学童保育棟)
平成15年4月 社会福祉法人に改組するとともに認可保育園となり園名を「あきたチャイルド園」に変更
平成21年4月 横浜市立保育所の民営化を受託し、姉妹園として横浜市南区で 「横浜六ツ川保育園」の運営開始
平成23年3月 あきたチャイルド園新園舎完成
平成23年4月 学童保育「あきたチャイルドクラブ」開園
平成25年3月 横浜六ツ川保育園園舎増改築工事完成
平成25年4月 秋田市立保育所の民営化を受託し、姉妹園として秋田市土崎港北にて「港北チャイルド園」の運営開始
平成27年4月 港北チャイルド園新園舎完成
平成29年4月 あきたチャイルド園乳児棟(別棟)完成
平成30年4月

秋田市内の2園は幼保連携型認定こども園に移行し、園名をそれぞれ「こども園あきた風の遊育舎」「こども園こうほく風の遊育舎」に変更
横浜六ツ川保育園は認可保育園のまま園名を「よこはま風の遊育園」に変更

令和2年4月 姉妹園として幼保連携型認定「こども園いずみ風の遊育舎」開園

保育教育理念

『子どもを主体として、一人ひとりが自立するよう援助します』

こども園で過ごす0~6歳までは、人格形成にとって最も大事な時期です。その大切な時期の大半を過ごすこども園において、私たち保育者は、子ども自身が本来持っている『生きる力』『自ら育つ力』を信じ、一人ひとりの子どもたちが豊かな未来に向かって自立し健やかに育つよう、子どもを主体とし、「子どもの最善の利益」を常に一番に考えた“子どものための”質の高い保育教育を追求し実践して参ります。

保育教育方針〜私たちが大切にしていること〜

『一人ひとりすべての子どもを認め愛する保育教育』

子どもには一人ひとりに素晴らしい個性があり、一人ひとり全てが大切なかけがいのない存在、どの子もみんな大事な存在です。こども園には多くの子どもたちが毎日通って来てくれますが、私たちはその子どもたちを全体として捉え個々を比較するのではなく、まずは一人ひとりの個性を尊重することから子どもとの関わりを実践します。

保育教育目標

「自己肯定感」「自尊感情」を持った子どもを育てます

「自己肯定感」「自尊感情」とは、“自分は愛されている”“人に否定されず大切にしてもらっている”“人に認められ必要とされている存在だ”と思える感情のことで、人が自らを信じて生きていくために最も大切な感情のことです。私たちは、子どもたちが「自己肯定感」「自尊感情」をしっかり持った人間になれるように援助します。

自分で考えて行動できる子どもを育てます

「自律心」(=自分の立てた規範に従うこと、自分をコントロールする力)を育て、「自立心」(=よそからの助けや指示を受けなくとも物事をやっていける力、自分だけで物事をやっていこうとする気持ち)を養うように援助します。人生は決断の連続です。「あなたはどうしたいの?」「どうすればよかったと思う?」などの声掛けを通じて、子どもの頃から自分でやりたいことを自分で決められる力、自分のことは自分でやれる力、自己解決能力が身に付くように援助します。

他人と関わる力(=共生力、コミュニケーション能力)を持った子どもを育てます

「私は私、でもみんなの中の私」他人の気持ちを理解し仲間と一緒に楽しく遊ぶことができるよう、コミュニケーション能力を育て共生力(他人の気持ちを理解し他人と共に生きていく力、人の喜びを自分の喜びと感じられる気持ち)が育つように援助します。

保育教育内容

一人ひとりの「個」を生かし、持って生まれた良いところを伸ばす保育教育

われわれ保育者は、無償の、謙虚な「愛」をもってすべての子どもに接します。
そして、子ども一人ひとりを受容し、一人ひとりの特性を理解し良さを認め、それを伸ばしていくために、発達や個性に応じて最善の対応をしていきます。

認めてあげることで物事に前向きに取り組む「意欲」を育てる保育教育

できないことを責めるより、やろうとした気持ちを認め、頑張ったことを誉めてあげることで自信を持たせ、その自信からさらにいろいろなことに前向きに取り組む意欲、チャレンジする心が育つように言葉がけをし、達成感を味わうことで生きる意欲を育てていきます。

生きる力、生きる「たくましさ」を育てる保育教育

人生にはいろいろな困難が待ちかまえています。そんな人生を歩んでいくうえで、自分を信じ何事にもあきらめず前向きに取り組む力、生き抜く力の基礎を育てていきます。

「感じる心」を育てる保育教育

センスオブワンダー(=神秘さや不思議さに目を見張る感性)、自然に感動し、五感を刺激され、そこからいろいろなことを感じ取ることができるように、自然の中で過ごす時間を多く設けます。この時期の子どもにより必要なことは、知識を教え込むことではなくいろいろな体験を通じて感性を育んであげることなのです。

「探求心」を育てる保育教育

知識を詰め込むことよりも“はてな?”“どうしてなんだろう?”“知りたいな”という気持ち、物事の本質を知ろうとする力を育てられるよう子どもに働きかけます。

子どもの「つぶやき」に耳を傾ける保育教育

子どもたちは感性豊かな心で物事を見て、自分の思いを言葉で表現しようとします。その一つひとつのつぶやきに丁寧に耳を傾け答えてあげることで、子どもは見守られていることに安堵し、また自由に新たな発想を広げていきます。

「発達の連続性」を考えた保育教育

人は常に自分よりできる人をモデルとしながら連続的に発達を遂げていきます。私たちは子どもたちの発達の連続性を考慮して、常にモデルを意識できるように保育教育環境を整えて保育教育を行っていきます。

活動しやすい「環境」の中での保育教育

子どもたち一人ひとりが自ら遊びを見つけ、納得できるまで遊び込める保育教育環境を整えます。また、外遊びは子どもにとって大切な経験の場なので、外遊びの経験が不足している子どもたちに、可能な限り外で遊べるように配慮していきます。

「食」を重視する保育教育

“食べることは生きること”
子どもの心と体を形作るうえで重要な食事。より体に良い食材、おいしさ、楽しさを追求していきます。そして「食」を通して「生きる力」を身につけていきます。

保育教育方法

Ⅰ.異年齢保育(いろいろな発達段階の子どもたちが一緒に育ち合う保育教育)と同年齢保育(同じような発達段階にある子どもたちが一緒に育ち合う保育教育)

現代社会が「多子」社会から「少子」社会へと変化した結果、子どもたちが普段の生活の中で様々な年齢で関わる場面が少なくなってきています。人間は様々な体験を通して学び、言葉を介して他人と関わりを持ちながら社会生活が営めるように成長していくものです。

本来人間社会は、いろいろな年齢の人が一緒に暮らし、お互いに影響を与えながら生活していくのが自然な環境なのではないでしょうか。当園ではこのような環境が地域で成り立たなくなった現代社会において、様々な年齢の子どもが集まってくるこども園だからこそ、様々な発達段階にある子どもたちが一緒に遊び、学ぶことができる機会を作り、子ども同士が思う存分関わり合いながら成長していって欲しいと考え、いろいろな発達段階にある子どもたちが普段から一緒に過ごす『異年齢保育』を実践しています。

しかし、異年齢保育が基本とはなりますが、全ての時間異年齢だけで過ごしているわけではありません。子どもの発達には、同じような発達段階にある者同士が一緒にいることで、あの子のようになりたい、あの子に負けないように頑張りたい、あの子と一緒にいると楽しいなどといった経験も大切です。特に年中児や年長児になると、仲間意識が芽生えてきて、同じ発達段階にある子ども同士で刺激をし合いながら育っていく状況が生まれてきます。

私たちは異年齢の関わりと同年齢の関わりをバランス良く取り入れることでより多くの経験を子どもたちにさせてあげ、より良く育っていく環境を提供したいと考えているのです。

Ⅱ.コーナー保育(自らやりたいことを選べる保育教育)

当園では、こども園の集団生活の中でも、「子ども自身が自分でやりたいことを見つけ、友だちと一緒に思う存分遊び込んで欲しい」「その遊びを通じて自立に向い、友だちとの共生力・コミュニケーション能力を身につけて欲しい」と考えております。そのため子どもの発達にとって最も重要でかつ大好きな“遊び”において、従来のように大人が何かひとつの活動を決めてそれをもとに一斉に同じことをさせるのではなく、どの子どももそれぞれの発達に応じてできるもの、やりたいものを自ら見つけて取り組んでいけるように環境を設定し、発達の援助をしていきます。

Ⅲ.森のこども園(自然の中でのびのびと過ごす保育教育)

3歳以上児(おおきいグループ)は、2つのチームに分かれ隔月で秋田市下浜の「健康の森」(佐藤清太郎氏主宰)へ園外保育に行って思いっきり自然体験をしてきます。その回数は卒園までに合計で約20回にもなります。ここは『森』と言っても、実際は自然のがけや池がある“里山”です。

ここには、子どもたちが思う存分遊び込める環境があります。ここには、普段私たちが生活している場所からなくなってしまった、今の社会の中では得難い自然があります。そんな自然の中で、子どもたちは一生懸命に駆け回り、五感の全てを使って自然と触れあい自然を感じ、泥まみれ雪まみれになって遊びます。そして道なき道を歩くこと、がけを降りまた登ることに果敢に挑戦することで、達成感を味わい自信をつけ、徐々に「生きるたくましさ」「生きる力」を身につけていきます。この様な自然環境の中でいろいろと経験することが、人が育つうえで重要な原体験なのではないでしょうか。

Ⅳ.街のこども園(地域の中で様々な活動を通じて育っていく保育教育)

私たちは地域の中でいろいろな経験をして育まれていきます。また地域にはいろいろな施設があり人が住んでいます。私たちは子どもたちと一緒に地域の中に積極的に出かけ、地域の持っている力を生かして子どもたちを育んでいこうと考えています。